シルクスクリーン教室「A4プリント倶楽部」報告

9/29から11/3まで全3回にわたりPORTのワークスペースにて、HUTCHの安部がシルクスクリーン教室を開催いたしました。

シルクスリーンとはTシャツなどのプリントに使われる版画の一種です。参加いただいた方々と、A4サイズの版を使ってどんなものを作ろうか、あれこれ考えながらデザインからプリントまで各々自身の手で作り上げていきました。

今回の教室に参加いただいた一人、PORTメンバーの画家 畠知良さんのレポートを下記に紹介させていただきます。

1回目は既成の版を使って、シルクスクリーンの体験をしました。

薄い布をしわができないように引っ張り枠で留めたものが「版」です。

版に絵具を乗せて、ヘラで押し流します。生地へプリントしたい部分は絵具が通り抜けて、写ります。

 

2回目はデザインの構想をしたり、プリントをするTシャツや生地の相談などをしました。

手描きでデザインしたものをパソコンに取り込んで、インクの色やレイアウトを考えます。版は次回までに用意してもらえるので、とっても簡単です。切り絵のように線の繋がりを考える必要もなく、自分の絵がそのままシルクスクリーンの版になります。

 

3回目はできあがった版を使っていよいよ実践です。

さまざまな色のTシャツ、生成り色の手提げ袋、大きくて薄い白い綿の生地やグレーのスウェット生地など・・・参加者が作りたい素材を持ち寄りました。自由な発想でオリジナティー溢れるものができ、とても盛りあがりました。

A4の版一つで、Tシャツとバッグ両方作ったり、多色刷りをしてみたり、布にプリントをして持ち帰ってから縫製をして、子ども服を作られたりと、皆さんとても工夫をされていました。参加者の方から「できたらいいなと思っていたけど、自分一人では実現できなかったことが形になって嬉しい」と言ってもらえたのは、全3回というがっつり取り組む形でシルクスクリーン教室をやらせていただいた甲斐があったなと思いました。

今回、平日の夜か土曜と祝日という日程だったので、参加者の方にはスケジュール調整等も無理していただきまして、本当に感謝いたいます。

第1回の「A4プリント倶楽部」へご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

次回の開催は未定ですが、またご興味がありましたらHUTCH(ハッチラボ)のブログやSNSをチェックしていただけると幸いです。